国際理解講座 サウジアラビア人 Dima さんをお招きしました

国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化や背景の違いを認め合い、人権を尊重しながら、対等な構成員として共に生きる多文化共生社会。一ツ星ではそれをより良い形で実現できるように、国際理解講座を行っております。
前期にはフランス人 Emilie さんをお招きしました。その時の様子はこちら → https://hitotsuboshi.jp/2025-6-13/
今回は、サウジアラビア人 Dima さんをお招きしました。

まずは、サウジアラビアの特徴をご紹介いただくところから始まりました。当たり前のように、日常生活の真ん中に宗教が据えられていることに驚きます。食事や習慣はもちろん、おしゃれに至るまで、宗教と密接に関わっています。
また、数年前より政策が大きく変わり、食料自給率を上げるための施設や、温暖化を抑制するための公園、公共交通機関の整備や駐車ルールの厳格化など、目標に対して高い熱量で動いていることが紹介されました。
たくさんの写真に加え、Dimaさんの体験談を伺うことで、よりリアルにサウジアラビアについて理解を深めることができました。

そして、今回は特別に、サウジアラビアの文化体験ということで、コーヒーとデーツを提供くださいました。特にデーツに関しては、「あんこみたい」「干し柿に似ている」「黒糖みたいな歯ざわり」と様々な感想が生徒から聞かれました。

また、OUDと呼ばれる香木(沈香ともいうそうです)も持ってきてくださり、香りも楽しみました。
Dimaさんのご経歴や日本に来た理由などのお話も大変興味深いものでした。5か国の言語を話せるそうです。すごいですね!

最後の生徒たちからの質問タイムでは、
「日本に来て最初のカルチャーショックはなんでしたか?」
「日本の桃太郎のように、国民に知られている物語はありますか?」
といった良い質問がたくさん上がりました。
ちなみに、桃太郎のような話は、「預言者ムハンマド」かな、とのこと。

英語を交えながら異なる文化について理解を深めた一ツ星生。英語は教科の1つとしてだけでなく、世界を広げるツールである、ということも体感しました。
今回もとても充実した時間となりました。


