特別講座「小論文作成上の留意点」

進路実現、即ち、進学や就職に際して重要な要素となる可能性が高いものの1つが文章作成能力です。特に、大学の総合型選抜(AO入試)等では小論文が非常に重視されます。一ツ星では、特に3年生には、担任を中心にきめ細かい指導を展開していますが、その一環として、今回、外部講師をお招きして特別講座「小論文作成上の留意点」を行いました。講師は、元東京都の公立中学校で学校長を務められたご経験をお持ちの川上雅次氏(以下、川上先生)。

川上先生は、現在藤沢市に居住され、“チームFUJISAWA2020”の一員として、生徒・児童の登校見守りをはじめ、湘南地域の様々な活動に参画されており、その中には「プロバスケットボールチーム 湘南ユナイテッドBC」や「片瀬こま保存会」のサポート活動も含まれています。この2団体については、一ツ星生もボランティアスタッフとしてお手伝いさせてもらっているのですが、時折これら活動を一ツ星生と共にされている川上先生曰く「一ツ星生の働きが素晴らしい! なので、何か自分が彼らにできる恩返しがあればさせてもらいたい」とのお申し出をいただいたことから、今回、豊富なご経験を活かして小論文講座の特別講師を務めていただく運びとなりました。

講座の詳細は割愛しますが、敢えて技術面以外の事項で私(中川)が印象に残った点を1つあげると、「中身ある小論文を作成するためには、中身ある経験をしなければならない。だからこそ、いわゆる勉強は勿論のこと、ボランティア等、学内外で様々な活動に取り組んでもらいたい」というお話。“知識”ד実践”ד社会”の3領域の活動にバランスよく取り組むことで人間力を育む教育を標榜する一ツ星の理念にも合致する内容で、生徒たちは熱心に聴き入っていました。3年生にとっては勿論のこと、1・2年生にとっても今一度自身の高校生活を考える機会になったのではないでしょうか。

〔生徒の感想の一部抜粋〕

小論文が何か全く分からなかったが、今回出席したことで理解出来た。今後論文を書くことが多いと思う

小論文や自己推薦文などを書く際に重要なポイントを知ることができたので、今後の練習などにとても役立つと思いました。今後は、話題になっている社会問題などに対して、自分の考えを持つようにしていきたいと思います。

小論文の書き方がよく分かっていなかったので、今回の講座で、意識することや大事なことなどを知ることができて、とても勉強になりました。起承転結を意識したりして、文章を上手に書けるように練習しようと思います。また、自分の良さをたくさん見つけて、それをうまく伝える方法を考えてみるようにします。

川上先生には、2学期に、これまた進路実現に於いて重要な要素となる可能性が高い「面接試験」に臨む際の留意点について再び特別講座を行ってもらう予定ですので、楽しみです。