心にも寄り添う~アニマルセラピーこころサポート協会代表 日下部久仁子さんをお招きして

生徒たちが志望する業界の話を地域のプロフェッショナルから伺う一ツ星の社会人講座「フロントランナー劇場」。
その業界について知るだけでなく、そこでプロとして生きている先輩方のリアルな姿に触れることで、将来のロールモデルを見つけてもらうことを目的として実施しています。
今年度最初のフロントランナーとしてお迎えしたのは、動物介在セラピストの日下部久仁子さん。ドッグセラピー犬として、柴犬の千代ちゃんも来てくれました。
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今年度は動物系と心理系の業種に興味がある生徒が多く、たくさんの生徒がこの日を待ち望んでいました。

そうして迎えた当日は、セラピードッグ千代ちゃんのお出迎えで早速癒されるところからスタートしました。

会の前半は日下部さんからのアニマルセラピーの概念や活動内容、今後の課題などがお話されました。仕組みや心理学のお話などを伺い、理解が深まりました。また、折々語られる日下部さんの熱い思いに、胸が打たれました。
元々、学生の頃は心理学を学び、多くの人と働く環境にいた日下部さん。そんな中で出会った「アニマルセラピー」は、当時、全く知られていない仕事でした。
その仕事を目指し、日下部さんならではのやり方で一つ一つ信頼を得ていくうちに認知が高まり、現在では、施設や病院、学校などで活用されるようになったそうです。
動物を介在することで、動けなかった人が動けるようになったり、人との距離を縮めて心が繋がる場を作ることができたりと、アニマルセラピーの効果はあらゆる場面で実証されています。
そして、その効果を、一ツ星生たちもしっかりと感じることができました!

会の後半は、セラピードッグ千代ちゃんと生徒たちとの触れ合いタイムをいただきました。
緊張していた生徒たちの顔も、あっという間にほっこり!

かわいい千代ちゃんに癒されて、あっという間に生徒たちの心も開かれていくのがわかりました。
セラピードッグは、特別なトレーニングを受けた上でこの活動を行うそうです。「動物にストレスをかけてまでする活動ではない」日下部さんの言葉に力がこもります。

人が好きで、動物が好きで、皆の幸せを心から願っている。そんな日下部さんだからこそ、関わっている人も動物も幸せに活動ができているのだと感じました。
生徒たちの感想を少しご紹介します。
今回のようにアニマルセラピーについてお話をしていただき、それを聞く、それ自体もアニマルセラピーに含まれるのではないか、とも感じました。
実際に話を聞いたあとわんちゃんを見た時に心が浄化された気がして、実際にわんちゃんの凄さを体感することができた。
講演後調べてみたら身近な動物の猫やウサギ、馬やイルカなどの動物がそれぞれの特徴を活躍を活かして活動していると知り興味を持った。動物が好きな私にとってとてもいい体験になりました。
素敵なお話を、終始にこやかに話してくださっている姿が印象的でした。話を聞いているこちら側もついつい口角が上がってしまうような、そんなリラックス出来る時間でした。
多くの生徒が、アニマルセラピーの効果を体感し、その可能性を強く感じた時間となったようです。そして、人生のロールモデルとして、日下部さんをイメージした生徒もおりました。

帰りはなかなか別れがたく、しばらく千代ちゃんを囲んでの座談会。心が一つになっていました。
一般社団法人アニマルセラピーこころサポート協会の日下部様、貴重な機会をありがとうございました!