スポーツの価値を“形にする”仕事 ~社会人講座 望月汰一氏~

様々な業界の話を地域のプロフェッショナルから伺う一ツ星の社会人講座「フロントランナー劇場」。

その業界について知るだけでなく、そこでプロとして生きている先輩方のリアルな姿に触れることで、将来のロールモデルを見つけてもらうことも目的として実施しています。

今回は、今夏からパートナー提携を行う木下テーブルテニスクラブの望月汰一様にお越しいただきました。木下グループは、Tリーグに所属する 「木下マイスター東京」 「木下アビエル神奈川」 の2つの卓球チームを運営しています。望月様は、その両チームに関わるイベント運営や試合の企画、チーム活動のサポートなど、多岐にわたる業務を担当されており、現場で培われた貴重な経験を私たちに惜しみなく共有してくださいました。

入社し、最初は不動産部門に配属され、キャリアの第一歩を踏み出しました。しかし、コロナ禍という予想外の環境変化の中で、会社全体の体制も大きく変わり、複数の部署・部門を経験することに。思い描いていた道筋とは違い、戸惑いや不安から「もう辞めてしまおうか」と悩んだ時期もあったそうです。

入社から2年後、スポーツ部門へ異動されました。そこで出会ったのは、モノを販売するのではなく、スポーツの魅力を企業へ伝え、スポンサーとして共に価値を創り上げていくという、まったく新しい仕事でした。企業のニーズを丁寧に汲み取り、まだ形のないアイデアを企画として育て、提案し、実現へと導く、まさに「無いものを形にする」仕事です。その“無形の価値を創造する”という分野に強く惹かれていったといいます。

講話では、近年のスポーツの在り方が「自分でやるスポーツ」から、観戦を通じて楽しむ「魅せるスポーツ」へと変化していることにも触れられました。その変化の中で、卓球という競技をどのように多くの方へ届けるか、そしてスポンサー企業にどのような価値を感じてもらうか、望月様は、その最前線で取り組まれています。

後半のグループワークでは、「300人を集客するために、10万円の予算でどのような施策が考えられるか」という実践的なお題をいただき、各チームで意見を出し合いました。家族で来場しやすくする「家族割」や、チケットに会場周辺の飲食店で利用できる「お食事券」を付ける案など、多様なアイデアが生まれました。いずれも“形のない価値”をどのように創り出すかを考えたもので、スポーツビジネスの本質に触れる貴重な機会となりました。

卓球界の最前線で活躍されている方ならではの視点や、スポーツビジネスの裏側にある工夫や努力など、普段はなかなか聞くことのできないお話を伺うことができ、参加した生徒にとって大変学びの多い時間となりました。

【番外編】

社会人講座終了後、木下グループ様との提携に向けて、そのプロジェクトの打ち合わせを行いました。

クリアファイルデザイン制作チームでは、イラストが得意な生徒が集まり、デザインの方向性やロゴ配置、色使いなどについて意見を交わしました。

メディアチームによるプロモーション動画制作では、生徒が企画案を作成しプレゼンを実施。木下様の意向や肖像権の確認など、実際の制作に必要なポイントを丁寧にすり合わせました。

出来上がる作品が楽しみです!