自分の人生は自分で決める ~フロントランナー劇場~ 湘南ユナイテッド様

一ツ星で行われる「フロントランナー劇場(社会人講座)」は、プロから話を聴き、指導を受けながら実践してみる、実社会での経験が進路への考えを深める、という考えのもと行われています。

今年度の第1回目は、バスケットプロチームの「湘南ユナイテッドBC」から、シニアマネージャーの望月汰一様、マネージャーの河合嘉祺様。そしてキャプテンの玉田博人選手にお話しいただきました。(湘南ユナイテッドとの連携についてはこちら。)

今回は2部構成。生徒の司会進行で、第一部がスタート!

第一部は、まずはシニアマネージャーの望月様よりお話しいただきました。チームが生まれ、そして地域に広めていく。名も無いクラブがファンを獲得していく苦労や、スポンサーからお金を集めることの大変さのお話をいただきました。まさに、飛び込み営業。受付で断れること50社以上。そんな毎日を過ごし、ようやく2年で150社近くの企業から協力をもらえるようになったそうです。

続いて、河合様から試合当日の会場準備等についてのお話。体育館のラインを全部一旦茶色のテープで消し、公式バスケットボールのコートのラインを引く。いすを並べ、旗を掲げ等々コート作りから選手の練習サポートまで。まさに体力勝負。

本当に大変ではあるが、ファンの方に見に来てよかった、楽しかったと言ってもらえることで、この仕事をやっていてよかったと感じることができるそうです。

 

休憩を挟んで第二部。湘南ユナイテッドのキャプテン、#25 玉田博人選手にお話しいただきました。

今日は手にしているのはバスケットボールではなく、チョーク!なんだか緊張している様子でした。(笑)

 

玉田選手は、9年間プロの世界で活躍されてきました。300試合出場の華々しい結果を残している反面、かつて所属したチームでは、財政難で募金活動を街頭で行ったり、負け試合が続きもがき苦しんだ時期もあったそうです。

一ツ星生に対し、2つのことを意識して過ごしてほしいとのメッセージをいただきました。

”自分の人生の明確なビジョンを持つこと”

明確なビジョンがあれば、時にうまくいかないときも方法を変えたり、アドバイスをもらいビジョンに近づく努力ができる。

 

”人生の選択は自分ですること”

何をするにも、多くの人に相談したり書籍やインターネット等で情報収集をすることは大切だが、最後に決断するのは自分。玉田選手も、プロになるためにどのようにすればいいのか先輩に話を聞いたり、様々な方法で情報収集に努めたうえで、最後の決断は自分自身で行ったそうです。

バスケットのお話に加えて、おすすめの本もご紹介いただきました。読書を通し自分を高める事を続けているそうです。

 

最後に質問タイム。多くの生徒から質問が飛び出しました。

プロスポーツの世界の厳しさ、プロスポーツを支える裏方の仕事を垣間見ることができ、生徒にとって貴重な経験となったのではないでしょうか。

~生徒の感想~

やはりプロの世界は厳しいんだなと改めて思った。プロのキラキラした世界だけでなく営業の苦しい話や結果を残すのが難しい話など他では聞けないような話が聞けてよかった。私はまだ将来の明確なビジョンが見えていないので、玉田選手の目標を持つ話がとても勉強になった。

 

営業のお話では、プロスポーツ運営の苦労が、そして楽しさがよく分かり、勉強になりました。何事も覚悟を持って取り組んでいきたいと思いました。

最後に、湘南ユナイテッドBCの全選手・監督のサイン入りの一ツ星校旗と共に記念写真!

湘南ユナイテッドBCの皆様、本当にありがとうございました!

来シーズンの活躍を期待しています!!