夏期講座開始☆「将棋講座」を実施しました

新校舎にて今年の夏期講座が始まりました。

第1回目となる今回は「将棋講座」です。日本将棋連盟公認将棋普及委員である池田圭さんに将棋のご指導をいただきました。

今回の参加者は、半数が初心者、半数が経験者で、男女比も半々でした。初心者の中には、以前から興味があり、この機会に予習をしてきた生徒もいました。

前半は、池田さんのご紹介から始まりました。池田さんは長く将棋に親しまれており、現在もその普及に向けて、地域で将棋教室を開催されております。本職はプラズマを生成する装置のシミュレーションに関わる業務全般がご専門で、世界を舞台に活躍しておられます。ミニ社会人講座として、物理学を学んだ先のキャリアとしての世界ものぞかせてくださいました。

続いて、コマの動かし方や対局の進め方の確認です。また、現在将棋界で盛り上がっている藤井聡太さんや、羽生善治さん、『最年長棋士』青野照市さんのお話もありました。

池田さんはとても静かにお話をされるのですが、将棋について語る時には、言葉に熱がこもり、その情熱はしっかりと生徒の心をつかんでおりました。

後半は、いざ、実践!5名の多面指しで池田さんとの対局です。まずは経験者から挑戦。その熱い戦いを後ろから観戦する初心者の生徒たち。コマの動かし方を確認しながら応援します。漂う緊張感。

開始時は固い表情だった生徒の顔も、対局が進むにつれて表情が豊かになりました。特に対局中盤になると、「やっちゃった~!」「そう来たか~」と言ったつぶやきも聞こえてきました。そして、一人、二人と「参りました」の声。

池田さんは生徒の希望に応じて、コマを落として対局してくださるのですが、生徒にとって池田さんの壁は厚かったようです。対局を終えた生徒たちの感想は、口を揃えて「悔しい!でも楽しかった!」と清々しい表情でした。

空いた席に、次の対戦者が座り、池田さんに挑戦します。残りの生徒は初心者が多かったのですが、みんな諦めず対局に臨みました。

対局を終えた生徒たちは、池田さんがご用意くださった詰将棋に挑戦しました。実際に将棋盤を使って考え始めた生徒の周りに自然と仲間が集まり、気が付くと、これまで話したことない生徒同士が力を合わせて回答を探っていました。また、詰将棋を解き終えた生徒同士で対局する姿も見られました。全ての生徒が対局を終えた後は、講座の振り返りをして終了しました。講座開始時と比べて、生徒たちの瞳が輝いていたのが印象的でした。全員が将棋の楽しさを感じることができました。このような素晴らしい学びの時間をご提供くださった池田さんに心から感謝申し上げます。

アンケートにも将棋に対する意欲的な感想がたくさんです!

講座終了後も池田さんに積極的にレクチャーを受ける生徒たちも。

まだまだ暑い夏ですが、一ツ星では、夏の暑さに負けない熱い学びが続きます☆