福祉のプロ★八寿会の皆さんによるマインドチェンジ!フロントランナー劇場

一ツ星の社会人講座「フロントランナー劇場」は、地域のプロフェッショナルをお招きし、生徒たちの可能性と未来を広げる授業です。

今年度もたくさんのスペシャリストが登壇くださり、生徒たちの進路選び、そして新しい世界への挑戦をサポートしてくださいました。

そして、いよいよ今年度最後となる今回は、「社会福祉法人 八寿会」より、永岩さん、瀬戸さん、伊東さんが来てくださいました。

「社会福祉法人 八寿会」は、介護サービスを通じて、利用者・職員・地域社会の三者がお互いに幸せになることを経営理念に掲げ、その実現のため職員の品性を向上させることでご利用者満足度を高めることに日々努力を重ねておられます。現在は、特別養護老人ホーム「みどりの園」をはじめ、「藤沢市鵠沼東地域包括支援センター」や「村岡宮前ローカルサイト」など地域に密着した幅広い福祉を実践されております。

公式ホームページ:https://midorinosono.or.jp

人材育成と地域連携の面において特に高い評価を受けており、2023年には「介護労働安定センター理事長賞優秀賞」を受賞されております。これは、労働環境など優秀な運営をしている福祉施設に贈られる賞で、神奈川県初の受賞だそうです。

そちらの記事はこちら➡️https://www.townnews.co.jp/0601/2023/03/10/668710.html?goonews

今回、まずは、瀬戸さんから「高齢者」について教えていただきました。

瀬戸さんのプロとしての長い現場経験をベースに語られる具体的な衰えのお話や、実際に重りなどをつけて体感できる高齢者疑似体験などを通じて、高齢者の生活は高校生が想像していたよりもずっと不自由であることがわかりました。

また、伊東さんは、実際のお仕事の様子をわかりやすくお話してくださいました。

(写真 左が瀬戸さん、右が伊東さん)

年齢的に高校生と近く、フレッシュな感覚を持っておられる伊藤さんが現場について語ってくださる様子に、自分の姿を重ねた生徒もおりました。特に、利用者様との心のつながりについてのお話では、多くの生徒が感動していたようでした。

最後は、永岩さんから、これからの社会についてのお話がありました。

永岩さんは、時代や世界の動きなどを考察された上で、現在の日本の課題である少子化、そして高齢化が進む社会についてお話くださいました。そして、これから私たちはどう「共生」していくのか、皆さんのアイデアを聞かせてください、という広い視点からの投げかけは、生徒たちにとても良い刺激となりました。

八寿会の皆様は終始優しく一ツ星生に語りかけてくださり、生徒たちは安心して学びを深めることができました。

講座後のアンケートには、「知らなかったことがたくさんあった」や「意識が変わった」などの自分の意識の変化を感じるコメントが多く見られました。また、同時に、これから自分たちができることは何なのか、といった点にも視野を広げることができた生徒もたくさんおりました。

今後も八寿会の皆さんとご一緒させていただくこととなっております。生徒たちが、「進路決定」という狭い視点だけでなく、共に生きる地域の仲間としてできる事から挑戦するという意識で活動させていただきたいと考えております。これからの発展が楽しみです。

八寿会の皆様、今後ともご指導の程、何卒よろしくお願いします!